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気ままにその日暮らし

【いちかわ壱】ただいま、おかえり ─かがやくひ─

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 子持ち、家族モノに目がない私ですどうも。
 今回から継続のほうを目標に感想は簡略化でいこうと思いますご了承ください。


 さて、天使に癒される1冊、読みました。
 待ちに待っていた「ただいま、おかえり」の続編です。前作の感想はこちら。

 

 


 今作は大まかに、妹である陽が出来たことでひかりん*1がにーにとしての健気な成長を見せるの巻と、伯父からの連絡をキッカケに家族(+α)で地元に帰省しΩである自分と真生が向き合おうとするの巻の、2本立て。

 前半は一生懸命兄として頑張りすぎるほど頑張るひかりんの愛らしくも健気な様子にキュン死させられ、尚且つ妹ラブ兄ラブな幼い兄妹の可愛らしさにほっこり。
 正直もう少し陽が成長して喋ったりひかりんと仲睦まじく遊ぶ様子が楽しめるかなーと期待していたので、まったくの赤子のままだったのはちょびっとだけ…ほんっとーにちょびっとだけ残念だったけど、それも全然気にならなくなるほど相変わらずひかりんがピュアな天使で大満足でした。まーちゃを陽に独占されても拗ねるどころか自分はお兄ちゃんだから大丈夫って我慢してる姿なんて思わず自分の胸が鳴る音が聞こえたよね、キュンってさ!

 

 後半は弘さんの実家で節句のお祝いをしてもらう流れから、真生が親族…というより元許嫁と再会しΩである自分と向き合い強くなろうとするのをそっと見守り、そして優しく手助けする弘さんという、夫婦愛が描かれていて前半とはまた違った胸キュンが味わえて言うことなし。
 あまりにもひかりんが天使すぎてつい家族モノとして楽しんでたけど、そういえばこれBLだった。後半読んで思い出した(笑)
 それくらいチラッとあった前作と違い今作なんてキス止まりでエロは欠片もないけど、家族愛と夫婦愛がひたすら溢れまくっているお話なので今作も物足りなさの残らない満足感が得られて素晴らしかったです。

 しかし会ったときから何かを察して和彦を警戒してる輝の聡さと真生ラブっぷりはホント愛くるしい以外の言葉が見つからない。それでなくても全体を通して、たくさん喋れるようになってますますいっぱいの愛情を注がれて育った子らしい純真で真っ直ぐな心根が際立ってた1冊でした。
 そんなひかりんの成長を今後も見守りたいので是非とも更なる続編を期待したいなあ。
 あ、松さんと裕樹のスピンでも大歓迎だけど。

 

 

*1:輝。二人の第一子。