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賞味期限切れnote

デスマ中につき暫しの休息

【いちかわ壱】 ただいま、おかえり

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家族みんなでたくさん、たくさん笑顔を重ねよう

 自分がいまだ家族を持てない(結婚出来ない系女子)せいか、BLでもやたらと疑似家族ものや子持ちものが大好物な祐です。今回は話題のオメガバースプロジェクトで巡り合った、好みドストライクな作品です。

 ちなみにオメガバースプロジェクトとは、欧米で発祥したBLにおける特殊な設定を、もっと気軽に多くの人に楽しんでもらおうと発足されたプロジェクトで、現在(2016/07)season2まで終了。順次単行本が発刊されています。
 ( 公式サイト : http://www.comicbox.co.jp/omegaverse_project/ )

 

 ≫ あらすじ

  自分に自信が持てない専業主夫の真生が、エリートサラリーマンの夫・弘ともうすぐ2歳になる二人の息子・輝の存在に支えられながら、何気ない日常の中で喜びや悲しみ、劣等感を乗り越え家族として絆を深めていく、ハートフルホームドラマ。
 お隣さんの青年や会社の同僚、確執のあった弘の父親なども交えつつ繰り広げられていく、アルファとオメガの異種間結婚をベースにしたお話です。

 

≫ 登場人物

 藤吉真生 : Ω(受)
 家族を持った今も心の底ではオメガである自分に劣等感を抱えている、自分に自信がない専業主夫。発情期抑制剤である薬が効きやすい体質なので日常生活には支障なし。

 藤吉弘 : α(攻)
 大手建設会社の代表であるアルファの父を持つサラリーマンだが、自身は家業から離れライバル会社にて修行中。真生と輝命のスパダリ攻。

 藤吉輝 : 二人の愛息子
 非常に愛くるしく、名前の通り二人にとってヒカリである存在。天使。大好きな真生の些細な変化も見逃さず、常に状況を好転させてくれたり和ませてくれるお子。

 

≫ 感想

 購入してからもう何回読み返したかわからないくらい、これ!こういうのがオメガバースで読みたかったの!というほっこりあったか家族のお話で大満足でした。
 何気ない日常の中で、αをパートナーに持つΩの劣等感や苦悩を抱えていた真生がそれらを乗り越え、息子である輝に愛情を注ぐと共に親である二人もまた彼の存在に救われ癒される様子は温かい気持ちになれるし、とにかくひかりん(輝)が天使すぎてキュンキュンしっぱなしったらない…!
 もうこの作品はその一言に尽きる。名は体を表すを地で行く、二人にとってかけがえのないまさしく愛し子的存在。アルファだからっていうよりは本当に真生が好きだからこそ、敏感に変化を察知しその都度子供なりに一生懸命守ろうと振る舞う姿が本当に天使でした。何回読んでも愛しさに胸を締め付けられる。
 あと、輝が父親である弘のことはパパ呼びだけど、真生のことはママではなく“まぁちゃ”(ママの“まー”ではなく真生の“まー”)呼びなのも、BLにおける男夫婦としては歪さがなくて上手い配慮だなと思うポイントでした。

 終盤には、真生だからではなくΩとの結婚を反対していた弘の父親ともこれまた輝の行動によって無事和解したりと、異種間結婚での問題がスッキリ片付きとてもあったかい気分で読み終われて読後感も文句なし。二人目が生まれて幸せ家族感アップなうえに兄妹の仲良しっぷりも描き下ろしで和めて大団円なラストでした。疑似ではなく、ちゃんと二人と血の繋がった実子ってところもオメガバースの醍醐味ですね!

 

ただいま、おかえり (オメガバース プロジェクト コミックス)